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2020年9月18日
こんにちは、院長の伊藤です。
上顎洞炎をご存知ですか?
上顎洞とは副鼻腔のひとつ、
上あごの奥歯の上にある骨の空洞のことで、
目、鼻、口に囲まれた場所にあります。
上顎洞炎とは、この空洞に膿がたまった状態のことで、
『蓄膿症』
という名前の方が馴染み深いかと思います。
●原因
①鼻性上顎洞炎
鼻炎により膿が溜まった状態で、
左右両方の鼻に症状が出ることが多いです。
②歯性上顎洞炎
人によっては上の奥歯の根っこが上顎洞に貫通しています。
虫歯や歯周病が原因で歯の根っこが感染をおこしてしまった結果、
根っこの細菌が上顎洞まで侵入してしまうことがあります。
この場合、歯の治療をする必要があります。
●症状
鼻づまり
黄色い粘りっけのある鼻水がでる
鼻水が喉の奥に流れやすい
目の奥に痛みを感じる
歯の痛み
頭痛
などがあります。
歯に問題がある場合は歯科での治療、その他は耳鼻咽喉科での治療になります。
●確定診断
普通のレントゲンではあまり分かりませんが、
CTで確定診断ができます!
白矢印:正常な上顎洞は黒くなります
青矢印:グレーになってるところは、膿がたまっているところです。
根っこの感染が原因で、上顎洞に炎症が及んでいる状態です。
●治療例
以前に根の治療をした右上の奥から2本目の歯が再発し、
根の先に出来た膿が原因で歯性上顎洞炎になったケースです。
当院で根の再治療を行い、半年後の経過をCTで確認すると、
治療前の膿(青矢印)が半年後(赤矢印)には、だいぶ良くなってきていることが分かります。
*治癒が見込めないケースでは抜歯となることもあります。
ほまれ歯科医院では、CTを完備しています。
片側だけ鼻の症状が気になる、
耳鼻咽喉科で歯科を受診するように言われた場合など、
お困りの際には是非ご相談ください!