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治療事例Cases

ダイレクトボンディング : 神経に近接する大きなむし歯のケース

2025年9月4日

主訴

治療にかかった費用

44,000円

治療にかかった回数

一回

治療期間

一日


1番左の歯の詰め物が劣化しており、しばらく経過観察を行っていましたが、明らかに穴があきはじめたので、治療を行うことに

 

 古い詰め物を除去したところ

 

 むし歯を青く染めて確認

かなり内部までむし歯が隠れて進行しています

 

むし歯を除去し、ラバーダム防湿

 

ダイレクトボンディング後

 

再治療のときに大切にしたいこと

 

むし歯や古い詰め物のやり直しをする「再治療」では、

**「なるべく歯を削らないこと」**がとても大切です。

歯は一度削ると元には戻りません。

再治療を繰り返すたびに削る量が増え、やがては神経の治療や抜歯に近づいてしまいます。

だからこそ、「最小限の切削」で済む治療法が理想的なのです。

 

ダイレクトボンディングとは?

 

ダイレクトボンディングは、白い樹脂(レジン)を直接歯に盛りつけ、

光で固めながら形を整える治療法です。

  • 必要な部分だけを最小限に削れる
  • 白いので見た目が自然
  • 強く接着するので、再び隙間からむし歯になりにくい

といったメリットがあります。

 

ラバーダム防湿の意義

 

ダイレクトボンディングを長持ちさせるには、接着の精度がとても大切です。

しかし、お口の中はつねに唾液や呼気の湿気で湿っています。

そこで使うのが ラバーダム です。

歯だけをゴムのシートで覆い、唾液や湿気から守ることで、

接着剤がしっかり働き、治療の精度と耐久性が格段に高まります。

つまりラバーダムは、

**「治療の成功率を高め、やり直しを減らすための必須アイテム」**なのです。

 

まとめ

 

  • 再治療は「なるべく削らない」ことが大切
  • ダイレクトボンディングは最小限の切削で治せる方法
  • ラバーダムを使うことで、接着の成功率が大きく上がる

歯を守るためには、ただ治すだけでなく「どのように治すか」が重要です。

当院では、将来の再治療をできるだけ減らすために、

ダイレクトボンディングとラバーダム防湿を積極的に取り入れています。

[ カテゴリー : ダイレクトボンディング ]

 
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