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2020年12月3日
こんにちは!
足立区六町にあるほまれ歯科医院の歯科衛生士です。
今回は歯周病菌が全身に与える悪影響についてお話したいと思います。
「歯茎の腫れ」
「出血」
などから始まる歯周病は、悪化すると歯を支えている顎の骨を溶かし、歯を抜け落ちさせてしまう怖い病気です。
しかし、その悪影響はお口の中だけに留まらず、全身に及ぶこともあることを知っていますか?
歯周病菌はお口の中から血管や気管などを通して全身をめぐり、脳、心臓、肺、子宮など、全身のあちこちに到達し、さまざまな病気を引き起こすことがあります。
その中には、脳梗塞、心臓病、肺炎など命にも関わる大病も含まれています。
つまり、歯周病治療とは、歯だけではなく命を守るための治療でもあるのです!
いくつか、症例をあげてみます。
1.脳
〜脳梗塞〜
重度の歯周病を患っていると、歯周病でない方と比べて脳梗塞になる確率が高いと言われています。
2.血液
〜歯原性菌血症〜
炎症を起こした歯茎が歯磨きの際などに傷つき、そこから歯周病菌を含む口腔内細菌が血液中に入り込む現象です。
〜敗血症〜
血管に入り込んだ細菌が全身に及び、放置するとショックや多臓器不全などの原因を起こします。
〜糖尿病〜
歯周病によって出される毒素が血管に入り込み、インスリン機能を低下させて、糖尿病を悪化させることがあります。また、糖尿病にかかっていると、歯周病を悪化させることもあります。
〜動脈硬化〜
炎症を起こした歯茎から歯周病菌が血液中に流れ込むことで、免疫を担当する細胞が活性化し、それによって動脈硬化の状態が作られることが考えられます。
今回は脳と血液の病気を症例にあげてみました。
次回は、別の部位の病気の症例についてお話させていただきますね!