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精密根管治療:内部・外部吸収のケース
2021年1月6日
こんにちは、院長の伊藤です。
今回は内部・外部吸収により抜髄となった症例です。
※内部・外部吸収とは、破歯細胞が歯をむしゃむしゃと食べてしまう状態です。
○治療経過
左下奥歯が痛む、を主訴に来院されました。
治療を開始したところ、根管(神経・血管が入っている根っこの内部)とは違う場所を削っている最中に出血が見られたため、CT撮影を行いました

大きな吸収があり、一部根っこが薄くなっています。
患者さんには今後の選択肢として、
⑴吸収が起きている根っこ半分の抜歯(ヘミセクション)→ブリッジ
⑵保険の根の治療
⑶マイクロエンド
と、治療の選択肢をご説明したところ、
保険外のマイクロエンドを行うことになりました。
※ほまれ歯科医院では治療の選択肢を提示したうえで、ご一緒に治療プランを決定します!

吸収部位の感染象牙質をしっかりと除去し、まずは吸収部分をMTAで封鎖(黄色矢印)しました。
レントゲンでしっかりMTAが充填されたことを確認し、
痛みもすっかりなくなったので、根管充填を行いました。

根尖付近の湾曲部分にもしっかりとお薬が詰まっています!!

レジンコア→仮歯(プロビジョナルレストレーション)を入れ、
3ヶ月の経過観察。
最初は噛んだ時の痛みがありましたが、症状も消失したので、
シリコンにて精密印象!

印象内面をマイクロスコープで確認し、しっかりと型取りできている事を確認。

咬合の強い患者さんなので、ゴールドクラウンをset!
引き続き経過観察を行います。
マイクロスコープ、CTを用いた精密根管治療をご希望の方はご相談ください。
執筆者
プロフィール
伊藤 崇史Takafumi Ito
ほまれ歯科医院 院長
当院では、「的確な診断」→「しっかりとした説明」→「拡大視野下における精密治療」→「むし歯・歯周病の再発の予防」といった流れで患者さんごとのニーズに合わせた診療を行なっております。
- 【経歴】
- 2011年3月新潟大学歯学部 卒業 2011年~2012年新潟大学医歯学総合病院・歯科総合診療部 2012年~2016年新潟大学医歯学総合研究科・う蝕顎分野 2015年~2016年新潟大学医歯学総合病院
- 医療連携口腔管理チーム 歯内療法担当
- 【所属】
- 日本審美歯科学会
- 日本顕微鏡歯科学会



