ブログBlog
虫歯の再発を防ぐダイレクトボンディング:左上小臼歯のケース
2021年6月24日
こんにちは、院長の伊藤です。
今回はダイレクトボンディングのケースレポートです。
左上小臼歯といわれる、4番目、5番目の歯のメタルインレーのやりかえを行いました。
初診時
歯の間にメタルインレーが入っていますが、明らかな虫歯は見られません。
今回は比較的時間があったのて、一本ずつ外して治療しました。
手前のメタルインレーを外したところです。
歯の間の黒くなっているところは、大部分はセメントが黒く着色しているだけですが、
セメントが劣化しているために起こったものであり、
ここから虫歯が侵入してしまう原因となります!
虫歯を取りきったところですが、
かなり大きな虫歯でした。
手前の歯を詰め、奥の方を外したところです。
同じようにセメントが劣化し着色しています。
こちらもかなり大きいですね。
2本とも詰め終え、研磨まで終えたところです。
境目もあまり目立たず詰められました!
詰めたところが赤の点線の範囲です。
最後に術前術後です。
あとは定期検診を行い、経過を追っていきます。
————————————–
ダイレクトボンディングはメタルインレーや
セラミックインレーと比較して、
以下のメリット・デメリットがあります。
①歯を削る量が最も少ない!
②即日修復が可能!
③欠けても修理が可能!
④噛み合う歯を傷めにくい!
⑤金属アレルギーの心配がない!
デメリット
①長期的な変色
②欠けることがある
基本的に歯の治療は一回で終わることはなく、再治療の必要な時期がいずれ来ます。
また、歯の治療はやりかえの度に歯を削るため、何度も何度も行えません。
最初の治療がダイレクトボンディングであれば、次回もダイレクトボンディングを行えるかもしれません。
しかし最初から削る量の多いインレーを選択すると、
次は全周削る被せもの、
次は神経の治療、
次は抜歯…
と、どうしても歯の寿命は短くなってしまいます。
ダイレクトボンディングを行うことで可能な限りやり直しの時期を遅らせ、
また最小限の削る量に留めることで、
被せものになるのを少しでも遅らせることが大切と考えております。
執筆者
プロフィール
伊藤 崇史Takafumi Ito
ほまれ歯科医院 院長
当院では、「的確な診断」→「しっかりとした説明」→「拡大視野下における精密治療」→「むし歯・歯周病の再発の予防」といった流れで患者さんごとのニーズに合わせた診療を行なっております。
- 【経歴】
- 2011年3月新潟大学歯学部 卒業 2011年~2012年新潟大学医歯学総合病院・歯科総合診療部 2012年~2016年新潟大学医歯学総合研究科・う蝕顎分野 2015年~2016年新潟大学医歯学総合病院
- 医療連携口腔管理チーム 歯内療法担当
- 【所属】
- 日本審美歯科学会
- 日本顕微鏡歯科学会



