ブログ|足立区六町で歯科をお探しの方はほまれ歯科医院まで

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大きく骨を失った奥歯の精密根管治療

2023年1月30日


術前


銀歯の歯ぐきに出来もの(=サイナストラクト)が出来ています。


根っこの中の神経が死んだり、歯根破折、歯周病などが原因で根っこの周りの骨が溶け、膿がたまってしまうことがあります。


骨の中で大きくなった膿が逃げ場を求め、歯茎までトンネルを作った出口がこのできものです。



レントゲン


以前に根管治療が行われており、根っこの先に膿である黒い影(矢印)が見られます。



CT画像


いろいろな断面で確認できます。


根っこが3つある歯ですが、すべての根の先端に膿ができており、


上顎洞という副鼻腔に膿が漏れ出してしまっています。


違う歯で精密根管治療をさせてもらった患者さんで、こちらの歯も自費治療を行うことにしました。



むし歯を青く染めるう蝕検知液を使用してむし歯をしっかり取り、精密根管治療に欠かせない隔壁を作製。


このステップが治療の成功率を保つ重要なステップだと考えています。


ここからラバーダム下で治療を行います。


前の治療では3つの神経管が治療されていましたが、見逃されていた4つ目の神経管をマイクロスコープで発見!



分かりづらいですが…


赤矢印の神経管をつなぐ細い溝がありますが、ここに汚れ(白いすじ)が溜まっていることが多く、


今回の場合も感染源になっていました。


超音波ファイルを使って、徹底的に汚れを除去していきます。



ガッタパーチャとバイオセラミックシーラーを使って、根管充填





お薬の詰まり具合の確認のため、


正面と、角度を変えて2枚レントゲン撮影。


以前は三ヶ所しか治療されてませんでしたが、しっかりと四ヶ所つめられていることが分かります。



半年後


とてもいい感じに骨が出来てきています!!


これなら安心してセラミックを入れられそうです!


 
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