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当院がインプラントを第一選択にしない理由
2026年3月17日
歯を失ったとき、インプラントは有力な治療方法です
歯を失った場合の治療として、
・インプラント
・ブリッジ
・入れ歯
などの選択肢があります。
その中でもインプラントは
機能性・審美性に優れた治療法として広く行われています。
しかし当院では、
インプラントを第一選択として勧めることはしていません。
それには理由があります。
できる限り歯を残すことを大切にしているため
歯は一度抜いてしまうと、元に戻すことはできません。
インプラントは人工歯根であり、
天然歯とまったく同じものではありません。
そのため当院ではまず、できる限り歯を残す方法を検討します。
歯を残すことのメリット
天然歯には、
・歯根膜による感覚
・かみ合わせの微妙な調整
・生体との自然な適合
といった特徴があります。
これらは現在の医療技術でも完全に再現することはできません。
そのため、可能な限り歯を保存することには大きな価値があります。
精密治療で歯を残せるケースも多い
他院で
・「抜歯が必要」
・「インプラントしかない」
と言われた歯でも、
・CTによる精密診断
・マイクロスコープ
・精密根管治療
によって保存できるケースもあります。
もちろん、すべての歯を残せるわけではありません。
しかし可能性がある歯を最初から抜歯してしまうのは避けたいと考えています。
インプラントを否定しているわけではありません
インプラントは非常に優れた治療方法です。
以下のような場合には有効な選択肢となります。
・保存が不可能な歯
・歯根破折
・重度の歯周病
・大きく歯質を失った歯
このような場合には、
インプラントが最適な治療となることもあります。
当院の治療方針
当院では、
1. まず歯を残す方法を検討
2. 保存が難しい場合に次の治療を検討
という順序で治療計画を立てています。
無理に歯を残すことも、
無理にインプラントを勧めることもありません。
患者さんにとって
長期的に良い選択を一緒に考えることを大切にしています。
まとめ
・インプラントは優れた治療法
・しかし天然歯には代えられない価値がある
・当院では歯の保存を第一に考える
歯を残す方法についてお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
執筆者
プロフィール
伊藤 崇史Takafumi Ito
ほまれ歯科医院 院長
当院では、「的確な診断」→「しっかりとした説明」→「拡大視野下における精密治療」→「むし歯・歯周病の再発の予防」といった流れで患者さんごとのニーズに合わせた診療を行なっております。
- 【経歴】
- 2011年3月新潟大学歯学部 卒業 2011年~2012年新潟大学医歯学総合病院・歯科総合診療部 2012年~2016年新潟大学医歯学総合研究科・う蝕顎分野 2015年~2016年新潟大学医歯学総合病院
- 医療連携口腔管理チーム 歯内療法担当
- 【所属】
- 日本審美歯科学会
- 日本顕微鏡歯科学会



