前歯だけ歯並びを治したい

短期間で治したい

費用を抑えたい

そんな方には前歯だけのプチ矯正をお勧めしています。

奥歯の歯並びがしっかりしていることが条件ですが、

前歯だけの歯並びの改善の場合、

4ヶ月から6ヶ月で終了します。

また、ワイヤーも前歯しかつかないので違和感も少ないですし、

全体の矯正と比べると費用も抑えられます。

それではケースをご紹介します。

①矯正前

上の前歯、特に向かって左側の方が捻転といって捻れています。

患者さんが気にならなければこちらからお勧めすることは基本的にありませんが、

プチ矯正を希望されました。

②矯正スタート

歯の表面にブラケットというボタンをつけ、

そこにニッケルチタンというワイヤーを通します。

普通の針金は曲げたらそのままですよね？

ニッケルチタンワイヤーは形状記憶合金、といいます。

このワイヤーは元々曲線を描いているんですが、

凸凹の歯ならびに沿わせるとその形にたわみます。

すると、元の曲線に戻ろうとする力が働くので、きれいな歯並びのアーチに改善する、という仕組みです。

よく見ると、正面はワイヤーが高い位置→低い位置→高い位置とたわみ、

下の画像では歯並びの凸凹に沿ってワイヤーがたわんでいますね。

③矯正2ヶ月後

一月ごとにワイヤーを変更します。

初回と比べるとワイヤーのたわみがゆるくなってる＝歯の凸凹が少し改善され、

前歯の捻れも軽減してきています。

ワイヤーがついていると患者さんは変化に気づかないことが多く、

治療経過の写真をお見せすると大抵びっくりされます。

④矯正終了後

矯正器具を外し、終了！！

矯正後にそのままにすると、後戻りといって、元の状態に歯が戻ってしまいます。

後戻りを防止するために透明なマウスピースを装着している状態

最初の一年は一日中、２年目からは夜間のみ毎日装着してもらいます。

違和感はありますが徐々に慣れていきますし、

マウスピース内に薬剤を入れることでホームホワイトニングも出来ます。

最後にビフォーアフターです。