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2020年10月20日
こんにちは、院長の伊藤です。
今日は保険の詰め物である、メタルインレー(金属の詰め物)とコンポジットレジン(プラスティックの詰め物)についてご説明します。
ほまれ歯科医院ではMI(Minimal Intervention;最低限の侵襲)を第一と考え、
基本的にはメタルインレーを入れることは少ないです。
以前まではメタルインレーが多く使われていましたが、
接着システムの向上、レジン材料の進歩により、
多くの症例でコンポジットレジンが使用されるようになってきました。
*点線内が当院で詰めたコンポジットレジンの詰め物です。(保険内)
○どちらの材料がいいのか?
①歯を削る量
コンポジットレジンの方が少ない
②治療成績
差がないと報告されています
③再治療
メタルインレーの再治療の方が、神経を取る治療(抜髄)が多かったと報告されています
メタルインレー内部の二次カリエスの様子
④生体親和性
メタルインレーは金属アレルギーのリスクや、メタルタトゥーなどの原因になります
⑤治療回数
メタルインレーは型取りが必要なので、2−3回かかりますが、
コンポジットレジンは直接詰めるので、1回の来院で終わります
⑥見た目
コンポジットレジンは歯の色と近い材料を使用できますので、審美的です
⑦歯への影響
日々の臨床の中で、メタルインレーの方が残った歯にヒビが入りやすいように感じます
*青矢印がひびの線です
○まとめ
上記の理由から、当院ではコンポジットレジン充填を第一選択としています。
しっかりと説明を行い、納得いただいたうえで治療をすすめていきます。