ブログ|足立区六町で歯科をお探しの方はほまれ歯科医院まで

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治療の前に、まず診断!

2022年4月4日

こんにちは、院長の伊藤です。


 


歯の痛みや歯ぐきが腫れて来院された際、すぐに削って治療になる、と思っている方がほとんどだと思います。


 


しかし実際は、原因の歯をしっかりと診断するには時間がかかり、本格的な治療は次回以降になることがあります。


 


歯科治療においては診断を誤ると、不必要に歯を削られたり、取らなくても良い歯の神経を取ったり、最悪抜歯されてしまうケースがあります。


 


先日初診で来られた患者さんも、膿が消えないため1年間同じ歯の根管治療を行ったが改善せず、診査の結果原因は隣の歯で、


当院で根管治療を行ったら次の回には歯茎の膿が消えた、と言ったケースがあり、


大変喜んでいただきました。


 


さて、一例です。


 


痛みはないが歯ぐきが腫れてしまったので治療を受けたい、と来られた患者さんです。


 


PICT7672.JPG


 


青矢印のところに歯ぐきの出来物が出来ています。


 


神経が死んで長期間経過すると、骨の中に膿が溜まり、行き場がなくなってしまいます。


 


すると、膿が逃げ場を求めてこのように歯茎に膿の出口(サイナストラクト)を作ります。


 


骨の中の膿がここから出ているため痛みといった症状がなく、気づかれないことも多いです。


 


こうなると根管治療を行わないといけないのですが、まずは原因となる歯を診断します。


 


レントゲンを撮影すると


 


齋藤_憲一_ライトボックス(1)_口腔内_20210806_200919.jpg


 


赤矢印の2歯がすでに神経を取ってある歯です。


 


ここでなんとなくどちらか一方の歯に手をつけると泥沼にはまってしまうことがあります。


 


こんなときは膿の出口にポイントをブスっとさし込みます!!


 


PICT7671.JPG


 


しっかり麻酔をしてから、ブスッと!!


 


*当院では表面麻酔&電動の麻酔器を使用するため痛みがほとんどなく、


「最近の麻酔は針を使わないんですねー」


「麻酔したんですか?」


と驚かれることが多いです。


 


これでレントゲンを撮影すると、


 


齋藤_憲一_ライトボックス(1)_口腔内_20210713_105559.jpg


 


赤矢印で示す様に、白く写った棒が左側の骨が黒く抜けた膿の方向に向かっているため、


左の歯が原因であることが診断できました!!


 


問診、歯周検査を行い、こういった診査を行い、


これからどういった治療を行うか


大体の治療の成功率


といったことをご説明し、


ここまで30分近くかかるため初診時には治療を行えないことが多いです。


 


たまに「何もしないんですか?」と聞かれますが、診断は歯科治療における重要なステップです。


 


痛みが強い場合を除いて、治療は時間を確保して次回以降に行わせていただきますので、ご理解ください。。。m(_ _)m


——————


根管治療を専門にしているため、他院で延々と治療したが改善しない、といったような方が多く来られます。


 


すでに歯根が割れているため抜歯適応だった治療の前に、まず診断!り、


難治性で致し方ないこともありますが、


むし歯の取り残し・隔壁がなく汚れ入り放題・そして原因歯と違う歯を治療している、


といったことが原因なことが非常に多い印象です。


当院では診断第一に診療を行なっておりますので、お困りのことがあればご相談ください。


 
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