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外傷のケース : 転倒して前歯と上顎の骨が折れた

2024年11月9日

こんにちは、院長の伊藤です


今回は転倒して前歯が折れ、急患で来られた方のケースです



初診時



受傷後


右上3番目の歯は被せものが破損してます。


右上の真ん中2本が水平的に折れているのはすぐ分かりますが、


初診時の画像と見比べると、歯茎と骨の中にめり込んでしまっています。


陥入といいますが、予後が悪くなります。神経の保存は困難なことが多く、骨と歯根が同化して抜歯に至るケースもあります。


 


ただ、受傷後だけ見て陥入に気づくのは難しいこともあり、初診時に写真を撮るシステムにしておいて良かったなと思います。



CTで確認すると、上の前歯部の骨は折れ、周りの骨から浮かんだようになっています。



麻酔後、ある程度元の状態まで歯をぐーっと引っ張り上げ、ワイヤーで固定


このまま骨が落ち着くまで3ヶ月待ちます。



3ヶ月後 ワイヤーを外したところ



歯の治療後


保険の治療なので色合わせなどはしておりませんが、良い感じに経過しています。


 


外傷後の対応を誤ると、残せる歯も抜歯になったり、経過観察でいいものも神経をとるはめになります。


歯が折れてしみるから神経を取ると説明され、不安になり来られた方で、通常の修復治療で済んだケースもあります。


なにか不安なことがあればご相談ください。


 


 


 


 


執筆者
プロフィール

プロフィール

伊藤 崇史Takafumi Ito

ほまれ歯科医院 院長

当院では、「的確な診断」→「しっかりとした説明」→「拡大視野下における精密治療」→「むし歯・歯周病の再発の予防」といった流れで患者さんごとのニーズに合わせた診療を行なっております。

【経歴】
2011年3月新潟大学歯学部 卒業 2011年~2012年新潟大学医歯学総合病院・歯科総合診療部 2012年~2016年新潟大学医歯学総合研究科・う蝕顎分野 2015年~2016年新潟大学医歯学総合病院
医療連携口腔管理チーム 歯内療法担当
【所属】
日本審美歯科学会
日本顕微鏡歯科学会
 
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