ブログ|足立区六町で歯科をお探しの方はほまれ歯科医院まで

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妊婦さんの歯科治療

2020年11月16日

こんにちは!

ほまれ歯科医院の歯科衛生士です!

今回は妊婦さんの歯科治療についてお話したいと思います!

妊娠中に治療はできるの?と、質問を多々頂きますが、妊娠中の歯科治療は可能です!

⭐︎妊娠初期(妊娠015)

   胎児の器官が形成される重要な時期であるため、応急処置の対応をさせていただく事があります。

⭐︎妊娠中期(妊娠1627)

    つわりが落ち着き、また赤ちゃんの胎盤が完成し、胎児も安定した時期となります。

この時期では、ほとんどの歯科治療が可能になります。

⭐︎妊娠後期(妊娠2839)

  胎児が急激に成長する時期であり、周辺臓器を圧迫するため、仰臥位低血圧症候群にならないよう治療時間や診療姿勢を配慮します。

このように、妊娠中の歯科治療のタイミングとしては妊娠中期の時期をおすすめします。

★放射線被曝(レントゲンについて)

  歯科用のX線写真は管球の向きは口腔内に向いており、子宮からは離れています。更に腹部には防護エプロンを着用させていただく事により、歯科のレントゲンによる胎児への影響は無視できるレベルと考えられています。

★歯科麻酔

  一般的な歯科治療に使用する局所麻酔においては、胎児に影響を及ぼさないということが報告されています。

また、妊娠中はホルモンバランスの影響により、歯茎が腫れやすく、妊娠性歯周炎と呼ばれる妊婦さん特有の歯周炎を引き起こすことがあります。

またお母さんが歯周病であると、通常の出産よりも低体重児の割合が多いという調査結果があることから、お腹の赤ちゃんの正常な発育の為にも歯周病にならないように対策を行う必要があります。

当院では、妊娠中の口腔内の悩みや、つわり時のブラッシングのコツなど、妊婦さんに寄り添った口腔ケアを歯科衛生士がご相談に乗ります!!

徹底した消毒、感染対策を万全に行なってお待ちしております。

根の治療(根管治療)について

2020年11月10日

こんにちは、院長の伊藤です。

 

今回は根の治療(根管治療)についてです。

 

根管治療とは

 

 

歯の根の中(根管)に侵入した細菌を可能な限り除去し、

再感染しないように根管内をお薬を使って封鎖する治療です。

 

家づくりに例えると、基礎工事にあたる重要な部分が、この根管治療です。

 

歯の将来を左右する非常に大事な治療なのですが、

患者さんにはどういった治療がされてるか分からない、

治療する側もよく見えない、

保険点数が低い、

といった理由で、なんとなくの治療で終わってしまっていることがあります。

 

根管治療を行ううえで大切なことは、

①ラバーダム

②マイクロスコープ

CT

④治療後の被せ物の質

になります。

 

①ラバーダム

 

治療する歯の周りにゴムのマスクをかけることで、虫歯菌の多くいる唾液をシャットアウトし、きれいな環境での治療を行います。

 

お口の中にオペ室を作るイメージです。

 

保険では症例によります。

②マイクロスコープ

 

 

歯の中は暗く小さいため、肉眼での精密な治療は不可能です。マイクロスコープと呼ばれる

歯科用顕微鏡を使用することで、しっかりと根の中を確認して精密な治療を行うことができます。

 

CT

 

歯科医院で治療を受ける際、二次元のレントゲンを撮影しますが、

歯を支えてる骨はかなり厚いため、骨にできた膿(根尖病巣)の正確な把握は困難です。

 

 

CT撮影では任意の断面でスライス出来るので、治療する歯の根管の数、膿の状態をはっきりと確認することが可能です。

 

 

④治療後の被せ物の質

 

根の治療の成功を高めるのは、根の治療の質に加えて、その後の被せ物の質が大きく左右することが分かっています。

 

大きく違うのは⑴型取りの精度、⑵被せ物の材質です。

 

保険の型取り材料は変形しやすいため、被せ物の適合がいまいちになることがあります。

 

保険外ではシリコンを使用した、変形のほとんどない、正確な型取りを行えることでしっかりとフィットした被せ物が作れます。

 

 

ほまれ歯科では、使用できる材料や時間に限りはございますが、保険の根管治療でもしっかりと治療を行ってまいります。

 

他院で抜歯と宣告された、なかなか治らない、根の治療でお困りのことがございましたらご相談ください

歯周病について

2020年11月4日

こんにちは!ほまれ歯科医院の歯科衛生士です。

以前のブログにて、定期検診の必要性について説明させていただきました。

今回は歯周病についてお話したいと思います。

 

お口の中の疾患は、虫歯と歯周病がメインになりますが、どちらの方が重たい病気かと考えると、歯周病の方が重たい病気になります。

〜歯周病の初期症状〜

・歯を磨くと血が出る

・歯ブラシに血がつく

このような症状になったことはありませんか?

 

そして、歯周病は大きく分けて2つの病態に分かれます。

①歯肉炎

歯肉だけに現局された炎症です。

②歯周炎

歯の周りの組織、歯を支える骨の炎症のことです。歯肉炎を放置すると歯周炎になります。

歯周病の怖いところは、自覚症状がないまま進行してしまうことです。

症状が出たころには、骨が半分くらいなくなっていた…なんてこともあります。

歯周病の一番の敵は、歯垢(プラーク)です。歯と歯肉の間にあるわずかな隙間に歯垢がついたままになると、歯肉が炎症を起こします。

そのまま放置してしまうと、骨にまで炎症が広がってしまうのです。

歯周病は全身疾患につながる可能性もあります。

定期検診の受診をお勧めします!

~11月の物販おすすめ~

2020年11月2日

こんにちは!ほまれ歯科医院の歯科衛生士です。

寒くなってきましたね。鍋が美味しい季節になりました。

 

今月は大人用歯ブラシパート1です!

当院にある大人用歯ブラシは全部で10本あるので11月、12月に分けておすすめしたいと思います。

 

①GCルシェロ B-10Ⓢ【左】

スタンダードな大きさになります。毛先は柔らかめになっています。

歯肉の健康な方におすすめです。

 

②GCルシェロ ピセラ B-20Ⓢ【左から2番目】

①に比べヘッドが小さくなっていて、お口の小さい方におすすめです。

 

③GCルシェロ ピセラ P-20Ⓢ【真ん中】

②と同じヘッドの大きさになりますが、毛先が細くなっており、軽度の歯周炎の方におすすめです。

 

④GCルシェロ ピセラ P-20Ⓜ【右から2番目】

③より毛先が硬めになります。歯肉の健康な方におすすめです。

 

⑤システマ 44M【右】

毛のすべてが細くなっており、歯周溝(歯と歯肉の間にある隙間)に入りやすい毛先になっております。

歯周炎の方におすすめですが、人によってはチクチク痛みを感じることがあるので、

その時は当院歯科衛生士にご相談ください。

 

①~④はルシェロシリーズになります。

①~④に共通している所は2段植毛と毛先のカットに特徴があります。

 

歯ブラシ選びにお困りでしたら、当院歯科衛生士にご相談ください。

 

【歯髄温存療法】神経は全て取らなくても大丈夫です!!

2020年10月25日

こんにちは、院長の伊藤です。

 

大きな虫歯を削ると神経が露出することがあります。

 

こういった場合、以前までは神経を全て除去することがほとんどでした。

 

患者さんの中にも、「虫歯が神経にまでいってたので、神経取りますね」と言われたことがある方も多いかと思います。

 

神経を失うとどうなるか?

 

①虫歯が重症化しやすい

 

痛みのセンサーが無くなるので、虫歯が出来ても症状が出にくく、気づいた時には残すことができないほど大きな虫歯になってしまうことがあります

 

②歯の破折リスクの増加

 

神経のある歯の喪失原因は歯周病、虫歯が主ですが、

神経を失った歯では、喪失原因の約60%が歯の破折です!!

 

③根尖病巣(根の先の膿)が出来てしまうことがある

 

神経を取る治療の後に再発してしまうと、根っこの先に根尖病巣が出来てしまい、

根管治療の成功率は20%ほど下がってしまいます。

    

こういった理由から、可能な限り神経を保存できた方がいいのです。

 

○Vital Pulp Therapy:歯髄温存療法

 

 

自由診療にはなりますが、

虫歯に侵された神経のみを除去し、残った神経に対してMTAやバイオセラミックというセメントを使用することで、

神経を残せることが多くなってきました!

 

 

*術後の痛みや、神経の壊死が起こった際は根管治療が必要になります。

*歯の残り具合や、神経の炎症の程度によっては、根管治療が必要になります。

 

ただ、この治療には条件があります。

 

①マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)でしっかりと拡大!

 

②ラバーダム防湿を行い、無菌的に!

 

③染め出し液を使って、しっかりと虫歯を除去!

 

④適切な診断が出来ること!

 

私は大学時代に根管治療をメインに治療を行い、

MTAに対する歯髄の反応や、再生に関する研究も行なっておりました。

 

なるべく神経を残したい、

マイクロスコープで精密な治療を受けたい、

という方はぜひいらしてください!!

定期検診の重要性その②

2020年10月23日

こんにちは!ほまれ歯科医院の歯科衛生士です!前回に引き続き、定期検診の重要性その②についてお話したいと思います!

●Point2● 歯肉の検査!!

2つ目は、歯肉炎、歯周病の検査です。

歯肉炎:歯肉が赤く腫れ、出血する⬇︎

歯周病:歯を支える骨が減り、揺れが出てきます今や日本人の8割が歯周病と言われており、歯周病は歯の喪失原因の第一なんです!

歯ブラシ時に出血や歯肉に違和感があっても、痛みがないと歯科医院に受診される方は多くはありません。

軽度の歯肉炎は歯科医院でのクリーニングや保険指導により改善が見込められますが、

歯周病は歯を支える骨までも溶かしてしまう病気です。⬇︎

歯肉炎と比べ改善の可能性が低くなります。

また、歯周病は痛みがなく進行するのが大きな特徴で、気づいた時には重度に進行しており、やがて抜け落ちてしまうとても恐い病気です。

しっかり歯ブラシ出来てるから大丈夫!と思っていても、実際歯ブラシで100%磨ききる事は難しく、届かないところに歯垢や歯石が付着してきています。

また初期の歯肉炎に関しては症状が気付きにくいので、定期的に歯科医院でのチェックが必要です!

当院では歯周ポケットの検査、歯の動揺度、磨き残し等を細かくチェックし、口腔内カメラで撮影した写真をもとに、患者様一人一人にあった指導させて頂いております。

最近歯ブラシでよく出血する、

歯の揺れが気になる、

歯茎が腫れぼったい、

口臭が気になる

といったことがあれば危険なサインかもしれません。

ぜひ定期検診にいらしてください。

ご自身の歯で長くお食事が出来るよう、一緒に頑張りましょう!!

定期検診の重要性その①

2020年10月22日

こんにちは!

ほまれ歯科医院の歯科衛生士です!

雨の日が続く日もありますが、気候は落ち着き、秋冬と美味しい食べ物がたくさんある季節に突入しましたね!!

食事は1日の中でも最も楽しみな時間であり、一生自分の歯で食事を楽しみたいですよね!

その為にも欠かせないのが歯科医院での定期検診です。

歯医者さんは歯が痛くなった時にだけかかればいい!

そう思われてる方も少なくありません。

しかし、痛くなってからでは手遅れなことが多いです。

今回は定期検診の重要性についてお話します!

●Point 1●虫歯のチェック!!

虫歯は黒くて穴があいている、痛いといったイメージがあると思います。

しかし、虫歯の程度によっては症状がないことも多いです。

また、上の歯、歯間部は自分では見えず、

歯の表面は白くても内部で虫歯が進行していることはよくあります。

↑  特に問題のない歯に見えますが…

 

↑  実は歯の中で虫歯が進行していました!

虫歯が広がり神経まで到達してしまうと、歯の神経を取る処置や、

重度の虫歯になると抜歯しなければならないケースに発展することもあります。

虫歯は早期発見、早期治療が重要です。

当院では拡大鏡、マイクロスコープといった拡大視野での診査を行いますので、小さな虫歯も見逃しません!

次回は定期検診の重要性その②歯肉の検査!!についてお話したいと思います。

保険の詰め物について

2020年10月20日

こんにちは、院長の伊藤です。

今日は保険の詰め物である、メタルインレー(金属の詰め物)とコンポジットレジン(プラスティックの詰め物)についてご説明します。

ほまれ歯科医院ではMI(Minimal Intervention;最低限の侵襲)を第一と考え、
基本的にはメタルインレーを入れることは少ないです。

以前まではメタルインレーが多く使われていましたが、
接着システムの向上、レジン材料の進歩により、
多くの症例でコンポジットレジンが使用されるようになってきました。

*点線内が当院で詰めたコンポジットレジンの詰め物です。(保険内)

○どちらの材料がいいのか?

①歯を削る量
コンポジットレジンの方が少ない

②治療成績
差がないと報告されています

③再治療
メタルインレーの再治療の方が、神経を取る治療(抜髄)が多かったと報告されています

メタルインレー内部の二次カリエスの様子

④生体親和性
メタルインレーは金属アレルギーのリスクや、メタルタトゥーなどの原因になります

⑤治療回数
メタルインレーは型取りが必要なので、2−3回かかりますが、
コンポジットレジンは直接詰めるので、1回の来院で終わります

⑥見た目
コンポジットレジンは歯の色と近い材料を使用できますので、審美的です

⑦歯への影響
日々の臨床の中で、メタルインレーの方が残った歯にヒビが入りやすいように感じます

*青矢印がひびの線です

○まとめ

上記の理由から、当院ではコンポジットレジン充填を第一選択としています。

しっかりと説明を行い、納得いただいたうえで治療をすすめていきます。

歯の痛みの原因は、歯に入ったひび!

2020年10月13日

こんにちは、院長の伊藤です。

 

歯の痛みには、虫歯、歯周病、根っこの中の感染、力によるものなど様々ありますが、

 

歯のひびが原因で痛むことがよくあります。

 

 

お口の中に、写真のような大きな詰め物が入っていませんか?

 

歯というのはなるべく削らないはうがもちろん良いのですが、

中途半端に薄い歯を残すと【ひび】が入り、

そこから細菌が侵入することがあります。

 

特にメタルインレーと呼ばれる金属の詰め物で多く見られます。

 

実際の症例を見ていただきます。

 

左下奥が噛むと痛い、違和感がある患者さんのメタルインレーを外すと

 

歯にひび(白い)が認められ、

そのひびが神経にまで達していました。

 

以前からひびがあったようで、

ひびを通過した細菌の影響で神経は死んでしまっていました。

 

こういったひびを可能な限り防ぐため、ほまれ歯科では2つの対策をしています。

 

①コンポジットレジンを用いる

 

型取りが必要なメタルインレーと異なり、削る量を最小限に出来ます。

 

 

②被せものにする

 

中途半端に薄い歯を残さずに全周覆った被せものにします。

 

削る量はインレー(詰め物)より大きくなりますが、

詰め物の大きさによっては、

被せもののほうが歯を守ることにつながります。

 

精密治療を受けたい、

自分の歯を少しでも残したい、

という方は是非いらしてください!

 

肉眼vsマイクロスコープ

2020年10月8日

こんにちは、院長の伊藤です。

 

今日は肉眼とマイクロスコープでどのように見え方が変わるのか見ていただきます。

 

○1ケース目

 

肉眼だとおおよそこんな感じです。

 

よく見えませんね。普通は異常なし、と診断されます。

 

赤丸をマイクロスコープで拡大すると…

 

 

歯の間に黒いのが見えてきました!

 

これが虫歯です。

 

小さそうに見えますが虫歯を削っていくと…

 

 

手前の歯も虫歯になっていました!!

 

これが見逃されるかと思うとこわいですね。

 

痛みもなかったので、このまま放置されていれば神経の治療になっていたかもしれません。

 

○2ケース目

 

 

まずは肉眼です。

 

赤丸をマイクロスコープで拡大します!

 

 

赤矢印のところが虫歯になっていました!

 

 

いかがだったでしょうか?

 

肉眼とマイクロスコープで見え方にかなり違いがあることが分かっていただけたかと思います。

 

虫歯が放置されると、

 

神経の治療→再発→再治療→抜歯

 

という流れになりやすいです。

 

精密治療を受けたい、

自分の歯を少しでも残したい、

という方は是非いらしてください!

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