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2021年6月5日
こんにちは!ほまれ歯科医院の歯科衛生士です。
6月になり、虫歯予防月間になりました。
今回は虫歯についてお話したいと思います!
虫歯とは?
プラーク(歯垢)の中にいる虫歯菌が酸を出し、歯を溶かすことで起きる病気です。
虫歯菌は歯を溶かす酸を作る力の強い菌や弱い菌がいて、力の強い菌が多ければ虫歯になりやすくなります。
虫歯菌は糖分をエサにしてどんどん増えるため甘いものをよく食べれば虫歯になりやすくなります。
ただ、虫歯の原因はそれだけではなく食事の回数や歯並び、歯磨きの状況、唾液の量などさまざまな原因によって生じます。
虫歯になるには4つの原因があると言われています!
①虫歯菌
お口の中には300種類もの細菌がいると言われていますが、その中の『虫歯菌』と呼ばれる細菌が原因で虫歯は発生します。
主な虫歯菌はミュータンス菌とラクトパチラス菌というものになります。
②糖質
食べ物に含まれる糖質(特に砂糖)は虫歯菌の大好物です。
この糖質がエサとなって酸を作り歯垢(プラーク)が作り出されます。
③時間
虫歯の原因となる糖分が長時間お口の中にあるとどんどん虫歯は進行します。
(ダラダラ食いが良くない理由はここにあります)
食後に歯磨きすることはもちろんですが、できない時はお口の中をゆすぐだけでも予防につながります。
④歯の質
歯が作られる時の環境の違いなとで個人差はありますが、歯の硬さや唾液の力によって虫歯になりやすい人がいます。
また、唾液の存在はとても大きく、歯の石灰化に必要です。
さて。
先ほどからよく出てくる歯垢(プラーク)とはなに?
って思っていらっしゃる方もいるかと思います。
歯垢(プラーク)とは、歯の表面に付着した白いネバネバした汚れです。
歯垢はゆすいでも取れません。ゆすいで出てくるのは食べかすです。
食べかすと歯垢(プラーク)は別物です。
1mgの歯垢の中に億単位の細菌が生息していると言われています。
口をゆすいだりデンタルリンスなとでは歯垢は除去できません。
正しい歯磨きをして初めて除去できます。
放っておくと歯石になり歯ブラシでは取れなくなってしまいます。
虫歯を防ぐには…
糖質の青い飲食物を控え、歯ブラシで歯垢を取り除き、フッ素塗布をして歯を強くする必要があります。
フッ素塗布もよく耳にすると思います。
次回の歯科衛生士によるブログはフッ素塗布の必要性について書かせていただきたいと思います!
正しい歯磨きをして虫歯ゼロを目指しましょう!
2021年6月2日
こんにちは!ほまれ歯科医院の受付です!
6月に入りましたね、じめじめした季節になりました。
エアコンや除湿器を使って快適な生活を送りましょう!
今月のおすすめは、「虫歯予防をメインに考えた歯ブラシ」です。
①タフト17 乳歯列期 1~7歳 右
②タフト20 混合歯列期 6~12歳 右から2番目
③DENTマキシマ 左から2番目
④ピセラP-20S 左
6月は虫歯予防月間です。
コロナが心配で歯医者に行く勇気がない…という方も多いと思います。
当院では、すべての患者様に安心して治療を受けて頂けるようスタッフ一同徹底した衛生管理、消毒を行っております。
また、アポイントを調整し、待合室や診療室で密にならない様にしております。
虫歯ゼロを目指しましょう!
2021年5月28日
こんにちは、院長の伊藤です。
今回はマイクロエンドの症例です。
根尖(根っこの先)には穴が空いており、神経や血管が根管(根っこの内部)に入り込んでいます。
歯種によりますが、平均すると0.4mm前後の直径です。
右下の歯茎が腫れた、を主訴に来院されました。
分かりづらいですが、根尖病巣を認め、根尖が少し大きく見えます。
マイクロスコープ下で治療開始しました。
やはり根尖が大きく開いており、出血も多かったので十分に洗浄を行い
CT撮影!
CTは色々な断面で撮影可能なので、よりはっきり根尖病巣の状態が分かります。
患者さんには根尖が大きく開いているために、保険の材料では緊密に詰めることが出来ないことをご説明し、自費治療のマイクロエンドを選択いただきました。
洗浄と貼薬(次回治療まで仮のお薬を詰めること)を3回行い、
根尖の状態が安定したのでMTAセメントで根管充填!
MTA根管充填(最終的な詰め物)の状態をレントゲンで確認し、
土台→仮歯で3ヶ月様子を見て、再びCTにて確認。
いい感じに骨が出来始めていることを確認したので、
最終形成、シリコン印象を行いジルコニアクラウンをセット
引き続き経過を追っていきます。
2021年5月7日
こんにちは!ほまれ歯科医院の歯科衛生士です。
当院では初診時には(例外あり)歯科衛生士による歯周病の検査を行っております。
患者さんからの主訴で「クリーニングをしてほしい」という予約がよく入ります。
歯医者によっては、歯周検査をせずにクリーニングのみで終わってしまう歯医者もあると思います。
ですが、保険治療のルール上、
『歯周検査をしないとクリーニング(スケーリング)できない!』
という決まりになっています。
歯周検査をしないと、歯肉炎、歯周炎の進行具合がわかりません。
せっかく虫歯を治療しても、歯を支えている顎の骨が溶けてなくなってしまえば歯が抜けてしまいます。
前々回のブログで説明させていただいたパノラマレントゲン撮影の必要性にもつながります。
なので、
歯周検査は必要なのです。
また、保険診療のルール上、一回の来院で行うことができる治療内容、治療部位が限定的に指導されているため、ルールに従う場合、少しずつしか治療を進めることができず、来院回数が増え、治療期間が長くなる傾向が強いです。
〜歯周治療の流れ〜
1.歯周検査(歯周ポケットの測定、出血率、動揺度、磨き残しのチェック、ブラシ指導)
2.スケーリング(プラーク、見える歯石の除去)
3.2回目の歯周検査(ここで1回目の結果より改善され外科的処置する必要がなければメンテナンスへ)
4.外科的処置(1〜6回ほど。麻酔をして歯肉の中に付着している縁下歯石や不良肉芽の除去)
5.3回目の歯周検査→メンテナンスへ
という流れになっています。
人によりますが、ここまでの流れで約3ヶ月ほどの期間になるかと思われます。
(他に虫歯の治療や根の治療が入ると、もう少し期間は延びます)
ただ、メンテナンスに入れば3ヶ月に一度の来院で済みます。
歯周病は自覚症状がありません。
気がついたら骨が減っていた…なんてこともあります。
なので、パノラマレントゲン撮影や歯周検査は必要なのです。
定期検診をうけて、一生自分の歯で食事をしていきましょう!
2021年5月2日
こんにちは、院長の伊藤です。
今回は右下奥歯のダイレクトボンディングのケースです。
第一大臼歯は6歳臼歯と呼ばれ、6歳頃に生えてきます。
生えたての歯は未成熟で、虫歯になりやすく、
また一度虫歯になると進行のスピードがとても早いです。
レントゲンから歯髄(神経の入ってるスペース)に近接する深い虫歯が見られます。
小児の根管治療の予後は悪いことが予想されますので、
今の段階できっちりと治療をすることが大切です。
保護者の方と相談し、自由診療のダイレクトボンディングでしっかりと虫歯治療を行うことにしました!
虫歯は唾液中などに存在する細菌が原因です。
ラバーダム(青いシート)を治療する歯に装着することで、
治療歯だけをマスクから出し、清潔な環境を作り上げます。